2017-03-31
Web制作で最も重要なヒアリングの方法

Web制作をする上で重要なこととは何でしょうか?
機能?デザイン?インパクト?
これらはWeb制作に必要な要素ではありますが、重要なことはもっと根本的な部分にあります。
それはお客さまへのヒアリングです。
どんなにイイWebサイトをつくろうとしても、このヒアリングがしっかりされていないと、目的にあったWebサイト制作ができなくなってしまうのです。
クライアントとクリエイターが制作するWebサイトの方向性を共有するためにも、しっかりとヒアリングを行うことが大切です。
ヒアリングする上で大切なこと
・「なぜやるのか」を明確にする
ヒアリングは要求を引き出す基本です。
普段からコミュニケーションを取るために、話したり、聞いたりしていますが、ヒアリングは単なる情報交換とは違います。
もっとも大きな違いは、目的を持っているかどうかです。
目的がないヒアリングは「散漫」になってしまい、漏れや抜け、誤解などがたくさん生まれます。
一体、何を明らかにしたいのか、どういうことを聞き出して形にしたいのかが伝わっていなければ、相手からの答えもあいまいになりますし、正しい情報を伝えてくれなくなります。
・個人との信頼関係をつくる
クライアントが心を許して素直に話してくれる状況を作らなければ、本音を引き出すことはできません。まずはディレクションをする人物自身が、クライアントが安心して話せる相手として認められる必要があります。
一見Web制作とは関係ないような話題でクライアントとの共通点を作るのもよい方法です。
天気の話題から入っても構いません。とにかく、緊張を和らげ、相手が話したくなるような状況を作り出す必要があります。
・クライアントの気付いていない要望を引き出す
ただ聞くだけでは、それは適切なヒアリングとは言えません。
それでは「Webサイトを立ち上げたいがどうしたらいいかわからない」というWeb制作に不慣れな立場の人に対して不親切だと思います。
まず、クライアント目線になってWebディレクションを心がけ、相手が言葉で表現しきれない頭の中のイメージや要望を“引き出す”ことを意識したうえでヒアリングをする必要があります。
まとめ
ヒアリングは簡単そうに見えて、ポイントを押さえて行わなければクライアントのニーズを上手に引き出すことが出来ません。
なのでヒアリング項目を整理することはもちろん、目的意識を持つことや事前準備などが非常に重要です。
クライアントのニーズを引き出すことが出来なければ、そのWebサイト制作は失敗すると言ってもいいでしょう。
また、クライアントを表面上ではなく深く理解するという姿勢も大切です。