2年ぶりのペンギンアップデートで判明したSEOの影響 - 不正な被リンクは順位関与しない

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不正なリンクを無視

今回のペンギンアップデートでは価値の低いサイトやペナルティーを受けているサイトからの不正な被リンクに対して課せられていたペナルティーを無視する方向に舵を切りました。
不正な被リンクでGoogleにペナルティーを受けていたサイトの担当者はリンク元を見つけてサーチコンソール（旧ウェブマスターツール）から懸命に申請をした結果それでも順位が上がらずサイト運営の危機に瀕することもあったと思います。

しかしペンギンアップデート4.0では不正な被リンクはペナルティーにはなりません。

不正な被リンクはペナルティーにならない代わりに、順位を上げもしないし下げもしないのです。
ペンギンアップデートによって不正な被リンクの対応に時間を取られていた担当者の時間は一切0になるのです。

全ての不正な被リンクは無視されるのか

行われる不正な被リンクの無効化はあくまでもペンギンアップデート4.0が判断したものになります。
意図しないサイトからの被リンクはいままで通り否認ツールで申請することになります。

不正被リンクによるネガティブSEO戦争に終止符を打てるか

ライバルのウェブサイトに不正な被リンクを大量に貼り順位を下げる「ネガティブSEO」というものがあります。
ネガティブSEOを扱う業者も存在し実際に行われていますが無視されるとなるとこの効果は存在しなくなります。

なぜ初めからそうしなかったのかと思わずにはいられません。

いままでのネガティブSEOが使えなくなった場合別の手法が生まれる可能性もあるので注意が必要かもしれません。

順位が大きく変わる可能性

いままで不正な被リンクによって順位を下げていたウェブサイトの順位が大幅に回復する可能性があります。
ペンギンアップデート4.0はまだ全てのウェブサイトに対して実行されているわけではありませんが今後順次その効果は波及してくるでしょう。
実際に過去のSEO対策で貼られた膨大な数の不正な被リンクによって非常に強いペナルティーを受け運営が困難になったウェブサイトにとっては希望の光を見出すことが出来るかもしれません。
ペンギンアップデート3.0で受けたペナルティーがいつ解除されるか、本当に解除されるかは興味のある所です。
今後余計な不正被リンクの対策に時間をかけなくてすむのは喜ぶべき事でしょう。